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2022.05.10 Tue

ここで働かせてください!




5月2日。



福岡。



何から言語化すれば良いのかすら
分からないほど素敵な体験をしました。



舞台「千と千尋の神隠し」


観てきてしまいました…。



私はかなりジブリに対して思い入れというか
周りより観てきているという自負があって、



一年前くらいでしょうか

映画館でリバイバル上映していて
まだ生まれてかったり生まれて間もない作品だったので映画館で観たことなかったのですが、


初めて映画の音響で観た時は
開始3秒で大号泣。


盛ってないですよ。


もののけ姫は最初山の中を映して
音楽がなっているシーンから始まるんですが、


「テレビでは聴こえないけど
こんな音がなってたの…」


と、感動してしまい


もう洪水。


久石譲さんありがとう。良い薬です。



まあ、それくらい好きなわけで、


舞台が決定した時は血湧き肉躍りました。



応募したのですが福岡しか当たらず。



舞台のために福岡?
余裕でしょ?



という気持ち。
何処だろうが飛びますとも。




福岡は博多座。



元々の建築と相まって
入った瞬間もうそこは千と千尋の世界。


 


あれ、迷い込んだ?
神々の世界入った?


ブタにされる?


脳内では
「働かせてください」と連呼。

ブタに変えられたくはないので。



なんと席は最前列。


舞台との距離は2メートルとない程。


舞台の上には
倒れ掛かった鳥居と壊れた神のお家。


千と千尋好きにはもうここで興奮しますよね。


この作品においてとても重要な要素です。


(普段、千と千尋の事センチヒって呼んでるんで
センチヒ呼びでいかせてください。)



舞台の裏からは生オケの音合わせが聴こえる。


こっちまで緊張。
すごい長い時間を過ごした感覚でした。


これを書いてる今も緊張を思い出して
少し震えます。笑



間も無く開演。


釜爺の影アナからスタート。

この日の釜爺役は橋本さとしさん。


最後に

「グッドラック」の一言。

↑ここ興奮するところです。



開始するや否や
もう目の前から千尋が登場。


手を伸ばせば届くんじゃないかというところ。


千尋役は上白石萌音さん。

もう、千尋そのまま。流石の一言。



千尋のお母さんとお父さん。

お母さん役は咲妃みゆさん
お母さん役とリン役をされてるんですが

流石宝塚出身。


演技の幅と見せ方が尋常じゃない。


お母さんとリンはもう完全に別の人。

しかもどっちも似てるし意味が分からない。



お父さん役は大澄賢也さん

こりゃまた似ている。


この舞台総じて言えるんですが、
皆さん声も所作も全てが似てる。

とても研究されてるんだなと感銘を受けました。


鈴木敏夫さんのお言葉を借りるわけではないですが、
センチヒへのリスペクトが凄い。


千尋、お父さんお母さんが出てきた瞬間
また号泣してしまいました。笑


作品からそのまま出てきたみたいでした。


いや、自分が入り込んだ感覚でした。



舞台セットも素晴らしくて
言葉で説明するのが難しすぎるし無粋なんですが
ほぼほぼ一つのセットで
そのセットがクルクル回転して
色んな場面を表現しているんです。

これはみてほしい。


それと9割人力で


湯婆婆が怒ると顔がデカくなる演出があるんですが、
劇団四季のはじまりの樹の神話でも
使われる演出で勝手にテンション上がりました。


最初から最後まで全て良かった…。



是非見ていただきたい。

確か
7/3、4にHuluで生中継されるみたい。


素晴らしくない???


絶対観るもんなあ、
今のうちに予定表に入れとこっ。


皆さんも観てください。絶対。

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