2020.10.12 Mon
vintage
ビンテージ
(読み)びんてーじ
(英語表記)vintage
年代もののこと。ただ古いだけでなく、年月を経て程良く味わいがでたものを指し、その代表は、ジーンズや老舗ブランドのアンティークなど。本来は、ブドウに当たり年に作られた上質ワインを意味する。
最近、ビンテージのメガネを買いました。
1950年代のフランス製でセルロイド素材です。現在は手間とコストのかかるセルロイド素材のメガネフレームはほとんど造られていないそうです。
昔から古着や風合いがあるものに惹かれていました。
学生の時に真新しいスニーカーがやけに恥ずかしく感じたり、
キレイで人工的なものに、最初はよく感じてもすぐ飽きてしまったり、
逆に使い慣れたバックや財布に愛着が湧いたり、
何かしら感じることはあると思います。
rossoのある建物は、3、40年前のもので、あのサイズの鉄筋コンクリートで作られた建物は今では新しくはなかなか造られないそうです。(マンションなど以外のサイズの小さい建物は鉄筋コンクリートではなく、大体が軽量鉄骨構造で作られている。)
rossoにも、何十年も前のアンティーク家具をたくさん置いています。木製なのですが、今も残っているアンティーク家具は、木の材質が全然違います。1度持ち上げるてみると違いがわかります。
共通してるものは、
本当に良質で完成されたデザインのモノは何十年経っても、やっぱり良い。
本当に良いモノは、量産されない。
つまり手間暇がかかり完成までに時間がかかっている。
コストや効率に左右されず、作り手の納得できるものだけが商品として市場に出る。
本当に良いものだけが、世に残り名品と言われる。
「本物」とは「本当に良いモノ」
なんじゃないかなと個人的に思います。
インターネットや時代の変化によって便利になっていく世の中に、
安価で粗悪なものでない商品が簡単に手に入るこの世の中に、
量産された商品を安価で量産的に消費して行く世の中に
少しの疑問を持ちながら、
自分達が本当に良いと思うモノを
手入れをしながら長く使って行く事がいいなと思いました。(究極のエコだと思う)
僕たち美容師は、お客様のヘアデザインを
さすがに、何時間も、もしくは、何日もかけて髪の毛をするわけにはいかないです。
でも
例えばカットの1時間、お客様のヘアデザインをするまでに、何時間も何年も練習し経験しトライアンドエラーを繰り返したのちの1時間であって
その過程でどれだけの経験とアップデートの積み重ねで
その長さや量感の設定
スタイリングのアドバイス
その時の気分を読み取り、今のトレンドを踏まえて、パーソナルに提案する
とゆう事は
「本当に良いモノ」に近いものがあるんじゃないかなと感じています。
最近アシスタントのレッスンを見る機会があり、積み重ねをたくさん感じます。
これからもお客様に
限られた時間の中でこれまでのベストを毎回アップデートする為に、
僕自身もまだまだ
ひとつひとつ
丁寧に積み重ね
そして積み上げていきたいと思います。
あ〜
本物になりたい!
松井