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2023.02.14 Tue

さすらひ


2/13

2/2-2/28まで
大阪HEPFIVEで開催されている

「最果タヒ展 -われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。-」

という展覧会を見て参りました。

 

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最果タヒ展とは

スマートフォンで詩を書き、
現代の感情を繊細かつ鋭く表現する最果タヒの作品発表の場は、書籍はもちろんインターネット上にもとどまりません。
今回の「詩の展示」は至る所に詩が展開された空間を、読者が歩き回って体験するインスタレーションです。
会場にあるのは、作品があなたに読まれ、初めて意味を持つものであってほしいと願う、最果タヒによる「詩になる直前」の言葉たち。
それらを追いかける体験を通して、自分の心が動く言葉やその瞬間、あるいは目が無意識に読んでいる感覚に気づくような、言葉との新たな出会いが生まれるでしょう。


最果タヒ展 HP

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と、ホームページの説明にもあるように
タヒさんの言葉、詩をよむのではなく
”体験”という言葉がピッタリな展覧会でした。


_モビールで吊るされた詩。

空間いっぱいに吊るされた言葉が
風を受けクルクルと回る。

 

 

好きな言葉を見つけて写真を撮ろうとすると
クルっと反転してどこにあるか分からなくなってしまい言葉の川に流されていく

言葉にぶつかりながらも1枚1枚読んで
ココとココ繋がるなあとか
この言葉、表現好きだなあと思っているうちに
言葉の川を出る頃には
心が風化されて丸くなってました。



_ループされる詩。


サークル状に書かれた言葉を
すべて見るためには作品の中に入ってぐるっと見なければならなくて、
しかも始まりもなければ終わりもない
逆に言えば
言葉の一部だけでも楽しむことができる。

 

 

こういうのめっちゃ好き。


_座れる詩。

 

これ最初見た時意味わからなくて
とりあえず座ったら
耳元で語り声が聞こえるんです。

なんかまさかの展開だったんで
全く詩の内容覚えてないですけど。




他にも
床にも壁にも至る所に言葉があって
かなり長時間居たけど
全部見切れてない、、絶対。


しかも、
HEP全体が最果タヒにジャックされていて
至る所に詩が書かれてました。
観覧車まで。

 



1番衝撃的だったのが

この展覧会のデザイナーが佐々木俊さんっていう
僕の好きな
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」っていう
映画のポスターデザインされた人なんですが

そもそもその映画の原作がタヒさんだったってことです。

 

 

タヒさんの作品も知ってたのですが
何故か脳が勝手にイコールで考えてなかった。
何故だ……。


しかも映画監督は何個か前のブログで
紹介した「舟を編む」の映画監督されてます。


好きなものって繋がるなあ、、


是非最果タヒ展に足を運んであなたの好きな言葉、探してみてください!

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