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2022.11.26 Sat

太陽と




先日、念願の太陽の塔の内部へ入ってきました。



ずっと行こう行こうと思って早、4年。
美容師1年目の頃は毎週の様に
万博へ行ってたのですが中々入る機会がなく
気付けば4年です。


やっっっと入ってきました。


1970年、大阪万博。
70年代といえば日本が元気で
熱気のあるイメージがあります。


高度経済成長期真っ只中、
電化製品がどんどん増え
日本が明るく未来が明るくそんな頃に
戦後最大のイベント。


まるでそんな空気に触れた気がしました。



私が生まれてから初めて
アートというものを認識したのは
きっと

“太陽の塔”

だと思います。



いつ行ったのかいつ見たか
実際見たのかテレビか何かで見たのか
全然覚えては無いですが、
あの衝撃は忘れられません。


巨大で不思議な形で
よく分からない顔が3つ
でも何か惹かれるものがある。


そして何か親しみを感じる。


大阪万博のテーマである

「人類の進歩と調和」

“太陽の顔” が表すのは現在。

“黒い太陽” が表すのは過去。

“黄金の顔” が表すのは未来。



黒い太陽は信楽焼で作られており
黒い太陽から伸びる11本の線は
イタリア製のガラスタイルで造られていて
岡本太郎はこれを
「コロナ」と呼んだそうです。

 


 

実は太陽の塔には第4の顔があって
それは内部にあります。


太陽の塔へ入るとまず目にするのは
岡本太郎が実際に書いた6枚のデッサン。


どんどんイメージが固まっていく姿が見えます。


奥に進んでいくと見えてくるのが
第4の顔、

“地底の太陽”

 

当時のものは行方不明になってしまって
復元されたものみたいです。


更に奥に進むと見えてくるのが
有名な

“生命の樹”

 

 


全長約41m。
そこには生物の進化を辿る
33種類のいきものがいます。


当時は292体ありましたが
今は183体、ほとんどが新しく造られたもの
みたいです。


残念ながら写真撮影は1階のフロアでしか出来なかったのでここまでしか写真がないですが、
壁面に音響材が張り巡らされていて
吸収と反射で音響の面でもまるで異空間に感じました。


最上階には
左右に伸びる太陽の塔の腕。


当時は右腕の先端から外の空中展示に出られたみたいです。


つくづく
当時にタイムスリップしたいと思うと同時に
この生命の樹の先に私達が居ると思うと
感慨深いものがあります。


帰りの階段を降りている最中に
こんなのがありました。



岡本太郎の「呪術誕生」にこう書いてありました、

芸術行為とは共通の価値判断が成り立たない、
自分自身にすらわからないものに賭けることだ。
そして、理解されない。
「自分ひとりにしか働かないマジナイ」であっても、
「それがもしいったん動き出せば、社会を根底からひっくり返すのだ。」



ああ。またここに
その呪術にかかった人間がひとり。

 

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