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もう一人自分がいればなぁ。

 

こんなこと考えたことありますか？

今日は公休日だったのですが、朝からやらなければいけないことだらけ。。

猫の手もかりたいような気持ちのまま、気づけば外は暗くなりました。

刺激が欲しくて、映画を観に行きました。

普段は選ばない映画にしようと思い、選んだのがこれ！
US(アス)

ホラー映画です。

でもこれ、ただのホラーじゃないんです。アメリカの社会を風刺した社会派の映画なんです。

地下の世界に追いやられた自分達のクローンが光を求めて、オリジナルの地位を奪いにくるという映画なんですが、、

バックボーンにアメリカの貧困問題や旧約聖書があったり、伏線がめちゃくちゃ細かいんです！

こういうの大好きです。。

途中劇中でながれる音楽も、ふと映る時間も出てくる動物も全部伏線です。

二重性の象徴として、クローンがみんなハサミを持っているのもすごい不気味で、
美容師としては複雑でした(笑)

最後にきっちりどんでん返しもあり、、

最近はあまり記憶に残る映画に出会うことが少なかったのですが、これはかなりおすすめです！

日本も年々格差が大きくなりつつありますし、貧困の数も増えてきています。

この映画をみて、｢怖い｣と感じた僕は、もしかしたらこの資本主義社会では幸せに過ごせている方なのかもしれません。

幽霊や人形のホラーも怖いですが、人間が想像できる設定で一番怖いのは、たぶん現実です。

 

刺激のある映画を求めている方はぜひ観て、感じてほしいです。

 

北口征暉